【必見必読】冠詞 a と the は”超重要”暗記不要の原則をまとめました

基礎

a と the の使い分けは重要なのか?
参考書などを見ても、情報が多すぎて使いこなすまでの道のりが長すぎる…

結局、膨大な量の暗記が必要なのでは?

こういった悩みや疑問に答えていきます。

本記事の内容
  1. 丸暗記の落とし穴
  2. 覚える原則はただ一つ
  3. 原則の領域を最大限に活かす

この記事を書いている私は、最終学歴が高卒で、海外留学からスタートし通訳の仕事ができるまでになりました。

こういった私が解説していきます。

  1. 丸暗記の落とし穴

冠詞の必要性

a と the は日本人が苦手とする代表的な文法事項です。

英語の試験でも「a」を使うべきか、「the」を使うべきか…

選択に迷ったことがある方は多いと思います。

そして、あなたも一度は考えたことがあると思います。

覚える意味ある?

結論として、「a」や「the」の冠詞は超重要で英語を話す上では必須事項です。

なぜなら、ネイティブはこの冠詞を使うことによって、重要な情報交換を行っているからです。

例えば、こちらの文章を見てみましょう。

  1. SEAN is a teacher of this school.
  2. SEAN is the teacher of this school.

この2つの文章の違い分かりますか?

日本語で訳すと、どちらも

『ショーンはこの学校の先生です』

になりますが、ネイティブはそれぞれ違う解釈をします。

  1. SEAN is a teacher of this school. 
    ショーンはこの学校に何人もいる先生の内の一人
  2. SEAN is the teacher of this school.
    ショーンはこの学校唯一(一人しかいない)の先生です。

まったく意味が異なります。

ここまで読んだ方は、「結局暗記が必要なんじゃないか?」と思われたかもしれません。

でも、大丈夫です。

覚える原則は1つだけなので。

ですので、繰り返しにはなりますが、「a」や「the」の冠詞は重要で英語を話す上では必須事項です。

2.覚える原則はたった1つ

theの原則

ただ一つに決まる

これだけです。

参考書や辞書を見ると、膨大な情報が記述してありますが、結局のところ

『ただ一つに決まる』

この判断で十分です。

いかがでしょうか?

これさえ覚えておけば、頭から煙を出しながら膨大な量の暗記をする必要はありません。

ためしに、次の文章を見ていきましょう。

  1. SEAN got a wound on the right knee.
  2. SEAN is the best soccer player in Portugal.

①は当然「the」を使います。SEANはびっくり人間ではないので、右足は1本しかありません。

②も簡単ですね。best player(ナンバーワンの選手)は1人に決まります。

では、先に例に出した文章をもう一度見てみましょう。

  1. SEAN is ateacher of this school. 
    ショーンはこの学校に何人もいる先生の内の一人
  2. SEAN is theteacher of this school.
    ショーンはこの学校唯一(一人しかいない)の先生です。

学校の先生が本当にショーンだけなら、「the」を使えますが、一般的にはそんなことありませんね。

たくさん先生がいる中の一人なので、ここでは「a」となります。

だんだんと感覚が研ぎ澄まされてきましたね。

3.原則の領域を最大限に活かす

1.文脈からただ一つに決まる

  1. I went to a park yesterday. The park was huge.
  2. Mike brought me a beach. The beach was absolutely filthy.

どちらの文も、 「a park」「a beach 」ときているので、続く文では「the」をつけてあげると、

「前の文に出てきた公園、ビーチだな」と分かります。

学生時代に「theは前に出てきた単語を受けるときに使う」と暗記したかもしれませんが、

”ただ一つに決まる” これさえ覚えておけば解決です。

2.連想が働いてただ1つに決まる

  1. I have a cool Ferrari, and the engine is powerful.
  2. I’ve bought a house. The living room is big.

このパターンも簡単ですね。

どちらの文も「a cool Ferrari」「a house」ときているので、

続く文で「the engine」「the living room」とくれば、

「前の文に出てきたフェラーリ、その家のリビングのことだな」とただ1つに決まります。

3.その場の状況からただ1つに決まる

  1. Pass me the salt. 【食卓に塩の容器が1つある】
  2. Bring me the insecticide! Spray at the cockroach!【家に1匹のGを発見した時】

これらの文は、話し手と聞き手がいて、状況からただ1つに決まります。

ふと見ると壁にGが…

the cockroach と言えば、今見えているGになりますね。

家にGがいたら冷静ではいられませんが、ネイティブは「ただ1つに決まる」という感覚で無意識にtheを使います。

最初は意識的に使って感覚を養ってください。

ちなみに、あまり考えたくはないですが、Gが複数いる場合には「the cockroaches」になります。

「ただ1つのグループ」に決めることができるからです。

4.常識的にただ1つに決まる

  1. The sun is round.
  2. Do you know the first man who landed on the moon?
  3. This is the only way to accomplish your goal.

これらは、文脈から決まるわけでもなく、その場の状況から決まるわけでもありません。

常識的に1つしか存在しないものや、firstやonlyがつくので1つに決まるわけです。

5.共通の知識から1つに決まる

Stephany: Hey Jhon. Do you know where Mike is?

John: Well, I saw him the place, as usual.

この場合、ステファニーとジョンとマイクには、3人に共通する「the place」で成立するただ1つの場所があるわけですね。

まとめ

「ただ1つに決まる」という原則をコアに5つのパターンをお伝えさせていただきました。

ネイティブが「a」「the」を使いこなす感覚が分かってきたと思います。

あとは、できるだけ多くの英語に触れて、感覚を磨いていってください。

英語に正解はありません。

大事なことは暗記ではなく、感覚です。

機械的に覚えても使い物になりません。

ぜひ、活き活きとした英語をマスターしていきましょう!

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